私が見た一番最初のカイ・フランクの作品は牛のイラストのあるミルクピッチャー。
イラストレーターさんなのだろうと思った。
そのあとにフィネルの天吊やアラビアのALIやイッタラのグラスなどのテーブルウェアを見て、デザイナーさんだな、と思った。
その後 数々のカイ・フランクがデザインしたヴィンテージを見ることにどんどん惹かれるようになった。
「フィンランドの良心」と呼ばれるほどのデザイナー。
フィンランド人の心とは何だろうと思った。それがキルタやティーマにあらわれているのだと思う。
しかし、ヴィンテージの器たちを見ているとカイの考えの奥底に潜む何かがあるのではと思う。
そんな疑問を持っても情報がなかなかないので、いろいろと自分なりに調べてみて集めているので、徐々に書いて行こうと思いますが、途中で終わるかも。
フィンランドの農園風景を大切にしながらも、シンプルで削ぎ落としたかたちを好むカイ・フランクが日本に来たときの言葉。
龍安寺方丈庭園を見て「たぶん、私が今まで見た中で最も美しいもの」と言った。
何となく彼が見ているものが少しだけわかったような気がした。
箇条書きで彼の経歴など。
さらっと書いただけなので、次回にもっと特徴をつかんでいきます。
・おじいさんのJohan Jacob Ahrenbergさんは、建築家でアラビアの最初の産業デザイナー。
・カイ・フランクは家具デザイナーとして学に、卒業後はインテリアや装飾の仕事をしていた。
・アルテックに数ヶ月雇われていた。
・戦争で軍務に就いたときにいろんあ人たちと出会って社会的ことに意識を向けるようになった。