東北のヴィンテージ家具ショップが、なぜオリジナルアパレルを制作販売するのか? apetera original apparel
私たちアペテラは、北欧のヴィンテージ家具・ヴィンテージインテリア・アートを扱うお店です。
(と言いつつも、ヴィンテージだけでなく、国内外の新品も販売しています。)
そして、オリジナルデザインのスウェット、Tシャツ、パーカーも制作・販売しています。
「なぜヴィンテージ家具ショップが服を?」と思うだろうと思いますので、この場をお借りしてご説明を。

インスタライブでもお伝えしているように、私たちアペテラは、会社とお店と東北・関東でのイベントなどの活動を通して、みなさまに“飾る”楽しみをお届けしたいと考えています。
もちろん、販売しているのはヴィンテージ北欧家具や北欧のヴィンテージインテリア、アートです。
商品もたくさん売りたい!!と思って、毎日の接客トークにも熱を入れています。
ミーティングを何度も毎日しています。
同時に、”飾る”ことの楽しさを体感してほしいと思っています。
創業のときも思ったことは、東北の暮らしを楽しむには?
結構寒いし、夏も暑い。
交通の便が良いわけでもないし、東京のように楽しめる場所がたくさんあるわけでもない。
それでも、家で過ごす時間が楽しいとすごく満ちたりた一日になります。
その一日が何回も続くのがしあわせになるのではと思います。
お部屋や空間に家具、インテリア、アートを飾るとき、あーでもない、こーでもないと悩む時間。
正解が全然見つからない。
でも、この紆余曲折な試行錯誤で、ほかのひとから見るとムダにも見える、この時間こそが満ち足りた時間なのではと思います。
こんなのしあわせと言っていいのかと強い疑問を持っていました。
しかし、デンマーク、スウェーデンのしあわせをしったとき、そこにこそわたしたちが探していたものがありました。
デンマークのHyggeをはじめ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーにそれぞれ独自の満ち足りた時間、楽しさなどを表す言葉があります。
意味を聞いても理解できません。
そもそも説明にもなっていません。
ですが、それこそが「満ち足りた!」を感じるからだと思いました。
北欧の楽しいは自分一人だけでも良い。
そう思うと、心地よさはというのはその人だけのものであり、他人に伝わらなくもいいと。
そこで、アペテラという造語を作りました。
あぺとぺでいいんです。
あなたが心地よければそれが一番の正解。
それを伝えたくて、Tシャツのデザインから作りました。

アペテラの満ち足りた時間の意味や価値観は、他の人にわからなくても伝わらなくてもいい。
続けることが大事。
そして、それが20年以上経過してヴィンテージデザインになったとき、一つの完成になる。
そのため、アパレルのデザインは単なるプリントするデザインではなく、表現としてのアートとして制作しています。
一つに、北欧をテーマにして、”飾る”楽しみを伝えて、自分のつくった部屋、空間ですごす満ち足りた時間の喜びを伝えること。
また一つに、そのときの世界の状況と日本の状況からこれからはこうしていきたい、と言うメッセージを込めて。
そしてさらに、このアペテラのデザイン・アートが20年以上たったとき、それをはじめて見た人が「アペテラ」って何と思い、その言葉を調べて、アペテラというお店を探そうと行動すること。ヴィンテージの楽しさって「これって気になるけど何もわからない」がいろんな行動や時間を経て「そうだったのか!」とわかったり、出会ったりするのが面白い。
アパレルのデザインに秘められた、いつかどこかで出会う人の楽しみの瞬間のために、パンくずのように散りばめているアートです。
だからアペテラのオリジナルアパレルは、最初からずっと続いて終わりのない連作アートにしました。微妙にちょっとずつ前作テーマを引き継いでいます。
わからなくていい。
続けていくことが大事。
20年後に誰かが何だろうと思ってくれることを願っています。
Hyggeは、あたたかく、静かで、心地よい時間。
キャンドルの灯りや、コーヒーを飲むひとときのような感覚です。
Lagomは、多すぎず、少なすぎず。
ちょうどいい、バランスの美。
どっちも似ていて空間や部屋を「どう楽しむか」を表す言葉。
でも、似ているようでどっかが違う。
人間だってみんなそれぞれ違うのと同じ。
ひとそれぞれがアペトペな満ち足りた時間を追い続けるのが楽しい。
もし店頭で見かけたら、ぜひスタッフに聞いてみてください。
Tシャツやスウェットのデザインに含まれている言葉が持つ意味や、なんでこんなデザインになったのかのストーリーを。
・・・と、こんな文章でちゃんと意図が表現できているのか、できていないのか、疑問に思いながら書いてみました。
オリジナルアパレルのデザインはスタッフからのアイディア含めて、毎回違うのをいろいろメモ書きやイラスト描きながら、手探りで進めています。
現場からのそんなの売れない!との判断で全部やりなおししたりも。
商品なのでメッセージだけでなく、売れること=お客様が楽しんでくれたこと一番うれしいこと。
それがやり直しても、何度もやり続ける原動力に。
思い悩んだ結果の行動は、ぎこちなくても時間がたつにつれて満ち足りていくことが多いのではと感じています。
デザイナー&アーティスト:Osamu